正しい髭剃り手順
ほとんどの男性は頻度の差はあれど髭剃りという行為をされています。
しかし、その髭剃りも正しい手順で行わなければ、カミソリ負けや肌を切るリスクがあります。
本記事では正しい髭剃り手順をご紹介しますので、お肌に優しい手入れを行ってください。
手順① 洗顔で汚れを落とす
初めに顔に付着した皮脂汚れやほこりを取り除きます。
基本的に洗顔は32℃ほどのぬるま湯でOKですが、汚れが多い場合には洗顔フォームを使用するようにしましょう。
皮脂汚れやほこりが残っているとカミソリの刃がスムーズに動かない、刃の消耗が早くなるデメリットがありますのでご注意ください。
実は寝ている間でも顔には汗や皮脂汚れが溜まります。朝に髭剃りをする男性も必ず洗顔を行うようにしましょう。
手順② 肌の保湿と毛穴を広げる
洗顔をすると汚れと一緒に必要な油分も落ち乾燥状態になります。
乾燥したお肌へ直接カミソリの刃を当てると、カミソリ負けの原因になるのでヒゲを剃り始める前に化粧水を使って肌の保湿を行いましょう。
次に蒸しタオルを顔に当てることで、肌に水分を与えを柔らかくする効果があります。
また、蒸しタオルの温度で毛穴が広がりカミソリを当てた際により毛の奥まで剃ることが可能になります。
蒸しタオル後はシェービングフォームを使用し刃を滑りやすくすると肌への負担も少なくすることができます。
手順③ シェービング
次はいよいよシェービングに移ります。主な手順は3つ
- 順剃り
- 逆剃り
- 仕上げ
【順剃り】
まずはヒゲの生えている方向に合わせて剃りましょう ヒゲの生えている方向に沿って、カミソリを動かすことで肌への負担を少なくできます。 カミソリを横に動かしてしまうと肌を切りますので注意してください。
【逆剃り】
残ったヒゲは反対方向から剃りましょう
順剃りでひと通り髭を剃っても、ヒゲの濃いアゴ周りなどは剃り残しが気になると思います。その場合は毛の向きと反対方向から剃る逆剃りを行いましょう。
逆剃りはヒゲを深く剃れると同時に皮膚の表面も一緒に削ってしまうので、剃り残しが気になる場合にのみ行うようにしてください。
仕上げ
最後の仕上げは皮膚を伸ばしながら剃ると綺麗に剃れます。
ヒゲの剃り残しが起こりやすい、骨ばっているフェイスラインや皮膚がたるむ首は、角度を変えたり皮膚を伸ばすことで剃りやすくなりますよ。
手順④ シェービング後の肌ケア
シェービング後のお肌はデリケートな状態です。 まずは、シェービングに使用したフォームを洗い落とします。 その後お肌の水分を補給するため化粧水を使用します。化粧水だけでは肌の乾燥は防げませんので、乳液も使用し乾燥しにくい状態を維持することで、肌トラブルの予防に繋がります。
髭剃りを行うリスク
毎日行う髭剃りは少なからずお肌へダメージを与え続けます。 肌へのダメージが蓄積すると、慢性的なヒリヒリ感やニキビが出来やすくなるなど、肌トラブルを引き起こす原因となります。
- カミソリ負けによるヒリヒリ感
- 炎症やニキビができやすくなる
- 肌の黒ずみの原因
カミソリ負けによるヒリヒリ感
ひげを剃る時に皮膚の角質も同時に削ぎ落してしまい、切り傷のような痛みがあります。 肌がヒリヒリしたり、かゆみ、出血など男性なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
炎症やニキビができやすくなる
髭剃りという行為は少なからず、皮膚に傷をつけてしまいます。その傷口から雑菌が入ることで、炎症やニキビができやすくなります。
また、毎日の髭剃りは傷の治りを遅くし炎症やニキビが長引く原因になります。
肌の黒ずみの原因に
髭剃りにより肌に傷が入ると、自然に治癒されますが傷→治癒→傷を長期間繰り返すことで、肌の黒ずみやシミを作りだす原因になってしまいます。
髭剃り後の肌トラブルを防ぐコツ
- カミソリ刃や電気シェーバーを清潔に
- 髭剃り前後の保湿をしっかり
- 手で顔をあまり触らない
カミソリの刃や電気シェーバーを清潔に保つ
髭剃りによる肌トラブルの原因の多くは、使用しているカミソリや電気シェーバーが汚れている状態にあります。 髭剃りの刃が汚れていると雑菌が繁殖しやすくなり、傷ついた肌に雑菌が侵入すると炎症やニキビができる原因になります。 カミソリの刃は2週間に1回、電気シェーバーの刃は1年~2年のペースで交換しましょう。
髭剃り前後の保湿をしっかりと
肌は乾燥すると固くなってしまいます。その状態で髭剃りを行うと傷がつきやすく、ヒリヒリ感や出血しやすくなります。ですので、髭剃りを行う前はシェービングジェルの使用、髭剃り後は保湿ローションで肌の乾燥を予防しましょう。
手で顔をあまり触らないようにする
手は思っているよりも雑菌や汚れが付着しています。髭剃り後の肌はデリケートな状態ですので、その手で触ると雑菌が付きやすく、肌トラブルの原因になります。 ニキビが治りにくいと思っている方は、もしかしたら頻繁に手で顔を触っていませんか?
髭剃りに必要な費用と時間
髭剃りにかかる費用
20歳~60歳までの40年間、髭剃りを続けた場合に必要な費用をご存じですか? 約50万円の金額を髭剃りに消費しています!驚きですよね。 これは、カミソリ・電気シェーバー共通で、1回あたりの金額は安く見えても、長期の目線で考えると大きな出費になっています。
髭剃りにかかる時間
40年間、髭剃りを続けるということは、費用に合わせ時間も必要です。 その時間は「約1680時間」、日にちに換算すると「70日」もの時間を丸々ひげの処理に消費している計算になります。
男性にダントツで人気のヒゲ脱毛
髭剃りはほぼ全ての男性が経験します。
ですが、カミソリ負けによる炎症やニキビのリスクはつきもので、長期に渡る髭剃りはお肌へのダメージも蓄積させてしまいます。
最近では、男性の”ヒゲ脱毛”が注目されるようになりました。
ヒゲ脱毛の特徴は一度完了してしまえば、髭剃りが不要になる。髭剃りする頻度が激減するなど、男性にとって嬉しいメリットが沢山あります。
しかし、ヒゲ脱毛が完了するまでには約1年~2年の期間が必要になり、その間は脱毛サロンや医療クリニックに通う必要があります。
また、従来のカミソリや電気シェーバーによる処理に比べ、一度に10万円~20万円の費用が必要になるので、金銭面がネックになる方もおられるかもしれません。
ですが、長期的な目線でみるとカミソリ・電気シェーバーによるヒゲの処理よりもヒゲ脱毛の方が安くなりますので、自己投資の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。