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介護脱毛を考える男性が増えています
少子化が進み超高齢化社会になった現代では、介護される人口に反し介護する人材不足による負担増加が懸念されています。
そんな中で、将来介護を受ける立場になった時に、介護者にかける負担をできる限り減らそうと「介護脱毛」を始める男性が増えてきました。
介護に脱毛?とあまりピンとこない方もおられるかもしれませんが、介護脱毛は介護する側と介護される側双方に多くのメリットが存在します。
今回はその「介護脱毛」について詳しく解説していきます。
介護脱毛って何?
これから将来の介護を見すえて介護脱毛を始められる方が増加すると考えられています。
この介護脱毛とは、アンダーヘア(陰部脱毛・VIO脱毛)の脱毛を指しています。
陰部のムダ毛をスッキリとすることで、排泄後の処理が楽になり衛生面向上にも繋がり、介護する側と介護される側、どちらにもメリットが期待できるため、ここ数年で介護脱毛をしたいと考える男性が増えてきています。
当店でも40代、50代の方が介護脱毛を始められるケースが増えてきています。
男性への介護脱毛は認知度がまだまだ低い
介護脱毛を始める方は増えてきていますが、女性に比べ男性への認知はまだまだ低い状態です。
そもそも、女性の方は介護脱毛以前に美容目的で脱毛をしていた方が多く、その延長で介護脱毛を知る機会が多いためです。その反面、40代、50代の男性は美容目的で脱毛を受けている割合が低く、介護脱毛をそもそも知る機会が限られています。
しかし、介護をされる際に陰部のムダ毛が不要なのは、男性も女性も変わりがありませんので、男性にとっても介護脱毛を始めるメリットは大いにあります。
これからの時代に向けた脱毛
2025年問題と言われる、2025年には国民の5人に1人は75歳以上の後期高齢者になるとされています。
そのため、病気治療のために入院する、介護施設に入る、在宅で介護を受けるなど、いつだれが介護する側になるか分からない時代になってきました。
介護の専門的な知識を持つ、看護師や介護士だけではなく身近な家族が、あなたの身の回りの世話をするケースも多々あります。
特に最近問題になりつつある、高齢の夫婦同士で介護を担う「老老介護」や夫婦のどちらもが認知症を患っている状態の「認認介護」など、介護に対する負担は大きくなるばかりです。
こういった背景もあり、将来的に自らが介護をされる側になった時に出来るだけ介護者の負担を減らすことを目的に介護脱毛を考えられる男性が多いです。
介護脱毛のメリット
- 衛生面の向上
- 排泄介助がしやすくなる
- 肌トラブルの予防になる
衛生面の向上
陰毛が多いと排泄物の汚れを拭き残す場合があります。
介護脱毛で陰毛を処理しておくことで拭き残しの可能性が減り、衛生的な状態を保ちやすくなります。
特に下着の中は蒸れやすく雑菌が繁殖しやすい場所にもなるので、清潔な状態を保つことで痒みや感染症のリスクを抑えることが期待できます。
排泄介助がしやすくなる
介護される状態によっては、オムツが必要になったりトイレで排泄できても上手く拭き取りができないなど、排泄の介助が必要になる場合があります。
赤ちゃんの排泄処理と違って大人の排泄介助はかなりの重労働で、介護する側もされる側にも大きな負担になります。
介助される際に陰毛がスッキリした状態だと、排泄介助の負担軽減が期待できます。
肌トラブルの予防になる
オムツを着用した生活になると、排泄してもすぐに拭き取ることができません。
オムツの中で尿や便が陰毛に付着した状態が続くと、汚れが落ちにくかったり雑菌が繁殖しやすくなります。
そんな不衛生な状態が続くと肌が荒れたり、強い痒みになったりと肌トラブルに繋がります。
介護脱毛をしておくと排泄物と陰毛が絡まることが無くなるので、肌トラブルの予防にも繋がります。
介護脱毛の注意点
白い毛が生えると脱毛できなくなる
介護脱毛を行う際にメインとなる脱毛方法は「光脱毛」や「医療脱毛」になります。
しかし、この2つの脱毛方法は黒い毛にしか効果的な脱毛ができません。
「ニードル脱毛」と呼ばれる脱毛方法では、白い毛も脱毛施術が可能ですが、強い痛み・脱毛料金が高くなりますので、上記の脱毛方法をオススメします。
介護脱毛を考え始める40代から50代から、陰毛が白くなっていきますのでご注意ください。
介護脱毛が完了したら毛が生えてこない
「光脱毛」「医療脱毛」ともに脱毛施術を繰り返すと、毛の再生率が弱まります。
介護脱毛で後悔しがちなポイントとして、陰部のムダ毛をツルツルにしてみたが不格好になってしまった・・・・・という事があります。
特にVラインの毛が有るか無いかで大きく印象が変わりますので、脱毛前の確認が必要です。「Iライン、Oライン、男性器(陰茎)、陰嚢部(タマ)」の毛はツルツルにしても、違和感は少ないです。
1年~2年の期間が必要
いざ介護脱毛を始めよう!と思っても、1回の脱毛施術で完了することはありません。
陰部脱毛・VIO脱毛完了までの回数の目安としては
脱毛方式 | 回数 | 期間 |
---|---|---|
光脱毛 | 8回~15回 | 1年~2年 |
レーザー脱毛(医療脱毛) | 6回~12回 | 半年~1年半 |
陰毛は太い毛が生えていることもあり、脱毛完了までにある程度の期間が必要です。 そのため、身体が元気で動けるうちに介護脱毛を始め、将来に備えるようにしましょう。
男性の介護脱毛が出来ない店舗がある
メリット沢山の介護脱毛ですが、脱毛サロンやクリニック選びには注意が必要です。 女性専門店や女性の施術者しか在籍しない、サロン・クリニックでは男性のVIO脱毛をお断りしている場合もあるので、来店前に確認しておきましょう。
介護脱毛は脱毛サロンと医療脱毛どちらがオススメ?
介護脱毛に興味はあるけど、脱毛サロン?医療脱毛?など色々な脱毛方法があるなかで、自分に最適な脱毛方法が知りたいという方はおられませんか?
介護脱毛の脱毛サロン・医療脱毛比較表
脱毛サロン | 医療クリニック | |
---|---|---|
脱毛場所 | エステサロン | 医療機関 |
脱毛方法 | 光脱毛 | レーザー脱毛 |
脱毛効果 | 小~中 1年~2年程度の期間 |
大 半年~1年程度の期間 |
脱毛の痛み | 小 かなり痛みは少ない |
大 かなり痛みが大きい |
肌への負担 | 小 ほとんどない |
大 負担が大きい |
脱毛費用 | 小 始めやすい料金体系 |
大 1回あたりの単価が高い |
男性専門 | 増えてきている | まだまだ少ない |
脱毛サロンでの介護脱毛
脱毛サロンの脱毛方式は光脱毛になります。光脱毛は照射パワーが控えめで、レーザー脱毛に比べ脱毛回数・期間が多く必要です。
しかし、1回あたりの肌への負担や痛みが少ない点が特徴です。
VIO脱毛はデリケートな場所になり、痛みを感じる方が多い部位になりますので、痛みが少ない点はかなりメリットが大きいと言えるでしょう。
また、男性脱毛専門の脱毛サロンも増えてきており、女性に陰部周りを見られることなく介護脱毛が始めれるのもメリットになります。
医療クリニックでの脱毛
医療クリニックの脱毛方式はレーザー脱毛になります。レーザー脱毛は照射パワーが強く効果が実感しやすいのが特徴です。
しかし、痛みが強く人によっては耐えられない。といった声も良く聞きます。
痛みを抑えるために麻酔を用意している医療クリニックが多いですが、脱毛料金とは別に費用が発生するケースが多いので注意が必要です。
男性脱毛専門の医療クリニックはまだまだ少なく、施術者が女性のクリニックがほとんどですが、恥ずかしさが無く、すぐに脱毛効果を得たい方は医療クリニックでの介護脱毛もオススメです。
関連記事:脱毛サロンと医療脱毛の違いは?
介護脱毛は40代・50代から準備を始めましょう
3人に1人が介護を受ける時代になってきました。そのため、「介護脱毛」は自己満足だけでなく、介護する側の人に対するマナーとして、おすすめの脱毛になります。
白い毛が混じると、脱毛効果が落ちてしまいますので、まだ毛が黒い40代・50代から介護脱毛の準備をされることをオススメします。
介護する側も介護される側どちらにも負担が少なくなるよう、ぜひ介護脱毛を始めてみませんか?